彼氏に束縛されてると感じたら
彼氏に愛されていて幸せとは思うけれど、ときどき「束縛されているようで窮屈……」と感じることはありませんか?
軽い程度の束縛ならば多くのカップルによくあることなので問題ないと言えますが、「ちょっとおかしい」と感じることがあれば、注意をしなければいけないサインです。
この記事では、彼氏が束縛男かどうかについてチェックし、彼氏と良い関係を築く方法について説明します。
- 注意すべき束縛する彼氏の5つの特徴
- 束縛する彼氏の8つのエピソード
- 彼氏が束縛する理由と5つの心理
- 束縛する彼氏への上手な5つの対処法
当てはまったら注意!束縛彼氏の特徴
「彼氏が束縛男なのかどうなのか?」とモヤモヤしている人は、まず彼氏のひとつひとつの言動を思い出し、“束縛度”の診断チェックをしてみましょう。
束縛の程度は軽いものから重いものまでいろいろあります。ひとつだけではなく、複数ある場合は重症かもしれません。もちろん重たいものが一つでもある場合は、かなり注意しなければいけません。
束縛は、相手を心身ともに縛り付けて自分の意のままにする自己中心的な行為に他なりません。多少の束縛はどんな人にもありますが、ひどい場合はストーカーにまで発展してしまいます。
携帯電話の履歴などを見てくる
まず挙げられるのが、あなたの携帯電話の履歴や連絡先などをすべて把握しようとするケースです。
携帯電話の記録は本人だけではなく相手のプライバシーにもかかわることなのに、構わずに通話記録から通話相手の名前や会話の内容などを聞いてくるのは相当な束縛度です。
携帯電話の連絡先に入れてある人間関係をすべて把握しようとするのも、かなり束縛度が高いと言えます。
一日中LINEで行動をチェックされる

「おはよう」や「おやすみ」はいいのですが、「電車に乗った?」や「会社に着いた?」、または「お昼ご飯食べてる?」などと事細かに行動をチェックしてくるのも、相当な束縛度です。
彼氏は気が付いていないのでしょうが、彼女にしてみると“愛されている”という感じを通り越し、監視されているようで気持ちが悪くなってしまいます。
LINEに返信しないとすぐに電話が来る

ぱっと見て前後の会話がわかるLINEはとても便利なツールです。彼氏とのラブラブなやり取りはとても楽しく感じます。でも、いつでもLINEができるわけではありません。
しかし彼氏からのLINEに返信しないで放置しておくと、すぐに「どうしたの?」「何かあった?」などと、あなたの置かれている状況も構わずに電話を掛けてくるのも束縛が強い証拠です。
SNSの友達をチェックしてくる
インスタやツイッター、フェイスブックなどのSNSの友達をチェックしてくる彼氏もいます。
SNSの場合は不特定多数の人と友達になることも多く、もちろん男性も含まれています。
しかし束縛をしたい彼氏は、特に男友達に対して「これ誰?」「あった事あるの?」などとしつこくチェックをしてきて、しまいには「会わないでね」などと要求してきます。
友達全員を紹介させられる
SNSの友達チェックだけではなく、実際の友達全員を紹介することを要求してくるのも、束縛度が高いでしょう。
また、現在の友達だけではなく中学校や高校時代の友達関係まで聞いてくる彼氏もいます。
やはり女友達よりも男友達のほうが気になるため、「いつ知り合ったの?」「毎日会うの?」などとしつこく探りを入れてきます。
これはやりすぎ!束縛彼氏のエピソード
束縛する彼氏の特徴を5つを挙げましたが、実際にはもっとゾッとするような、一歩間違えばストーカー行為になるかもしれない怖い体験をしてきた女性たちがいます。
やりきれないのは、束縛をしている男性にその認識がないということです。
それではブログなどからピックアップした、具体的な例やエピソードをご紹介していきます。
いちいち行動を把握されるのはたまったものではありません。しかし色々とチェックされてしまうSNS社会の現代、思い切ってSNSを止めてしまうのも一つの手です。
化粧や露出度の高い服装は禁止された
女性がおしゃれをするのは、男性の目を意識しているというよりも自分自身のモチベーションを上げるためです。そのため、化粧やかわいい服を着たいと思うのは当然です。
しかし束縛する彼氏は、彼女の化粧を始めとし、ミニスカやショーパンなどの露出度の高い服を着ないよう要求します。「他の男にきれいなお前を見せたくない」というのが理由です。
30代の女性はゾッとしてすぐに別れたそうです。
SNSの投稿に割り込んできた
多くの人がインスタやツイッター、フェイスブックなどのSNSを楽しんでいますが、これらの魅力は多くの人との交流にあります。
ほとんどが他愛のない挨拶程度の会話です。しかし表面的な人間関係にも突っ込んでくる彼氏がいます。
インスタに投稿した飲み会で会話していると「誰と行ったの?おいしかった?」と割り込んできたそうです。
やはり、20代のこの彼女も「怖い」と思い、すぐに別れたそうです。
いる場所の写真送ってと要求された
彼女のことが信じられない彼氏は、彼女が本当に他の男性と一緒ではないかということをすごく気にしています。
そこで彼女に「今いる場所の写真を送って」と要求してきたのです。
彼女はそういう雰囲気ではなかったため断ったそうですが、そのあとしつこく「ほんとは男と会ってたから写真送れなかったんだろ」と責められたそうです。
トイレやお風呂の時も連絡を要求された
彼女がトイレやお風呂に入るときにも「絶対に連絡して」という彼氏もいます。
「連絡が取れない時間があったら不安になるから」というのが理由です。トイレに入っていてもシャンプーをしていても、電話が取れないと責められます。
めんどくさいと思いつつ「今からお風呂入るから」といちいち電話していていたそうです。反対の立場だったらどうなのでしょうか。
ルールを破ると罰せられる
一つ一つの行動に対してルールを設け、それを破ると「頬を叩く」などの罰を与える彼氏も。
「浮気をしない」といった当たり前のことだけではなく、「使ったものを元の場所に戻す」といった小さなこともリスト化していたそうです。
罰は彼女にだけではなく、彼氏が破ったときも彼女に頬を叩くように要求したそうで、20代の女性が別れを決意したのは言うまでもありません。
門限を勝手に決める
彼女も社会人であれば残業や会社の飲み会などで帰りが遅くなることもあります。
しかし嫉妬深い束縛男は、まるで父親のように「門限は22時まで」などと勝手に決めて早く帰ってくるように要求してきます。
抗議すると「じゃ、特例の場合はその都度連絡して」と上司のような言い方をしてきたそうで、30代のこの女性も、やはりすぐに別れたそうです。
すべての男性の連絡先を消させる
携帯電話には男友達のほかに、業務連絡の必要がある場合のことを考えて会社の上司や同僚などの男性の連絡先も登録しています。
しかし、彼女が彼氏以外の男性と電話するのが許せない束縛男は、「俺以外の男の連絡先は消して」と言ってきたそうです。
冷静に考えれば再登録できるし、電話以外でも連絡する手段はあるのに、それでも束縛しようとしてきます。
彼氏の家に軟禁される
まるで小説のような、すごい嫉妬深い彼氏に軟禁されたという20代の女性もいます。
女性は、週末に彼氏が会社に迎えに来て、出勤する月曜の朝まで彼氏の家に閉じ込められたという体験をしました。
外出だけではなく、スマホを触るのも禁止。コンビニに行きたいと言っても「必要なものは買ってある」と、生理用品までも出されたのには背筋が寒くなったそうです。
彼氏が束縛する理由と心理
彼氏は、どうして彼女を束縛したがるのでしょうか?もちろん「彼女がかわいいから他の男性に取られたくない」という気持ちは分かります。
しかし、エスカレートすると彼女に嫌われてしまいます。自分で自分の首を絞めているだけなのに束縛男の暴走は止まらないのです。
そこで、束縛男はどんな心理状態にあるのか説明していきます。
「彼女をほかの男性に取られないか」との危機感や不安から生まれるのが「嫉妬」ですが、そこにはいろいろな心理状態があります。そして嫉妬が原因となって「束縛」という行為が生まれます。
自分に対する自信がない
彼女を束縛してしまうのは、「彼女を他の男性に取られないか不安」または「取られたら悔しい」という気持ちからです。突き詰めて言うと、結局は自信がないからだと言えます。
自分に自信がある人は、彼女がどこにいて誰と会おうが気持ちが安定しており、堂々としていることでしょう。
もちろん誰しも絶対的な自信はないと言えますが、彼女への束縛は極端な自信のなさの表れです。
自分への評価が定まっていない
自信がないことと似ていますが、では、「なぜ自信がないのか?」ということを突き詰めると「自己評価が定まっていない」という点が挙げられます。
つまり、「自分はどんな人間なのか?」ということが自分で分かっていないのです。
そのため彼女にどう接したらいいのか分からずに不安になり、自信がなくなってしまうのです。
確かな意見を持っていない
やはり自己評価が定まっていないことや自信がないことにつながりますが、自分自身の確かな意見を持っていないという点が挙げらます。
簡単に言うと、「気持ちがブレまくり」ということです。
こだわりを持っていそうに見えるのは、自信のない自分を隠すためのパフォーマンス、仮面をつけていると言えます。強く見せるために威圧的な態度を取ってしまうのです。
理想の自分と現実の自分に差がありすぎる
また別な見方をすれば、劣等感があり過ぎることも原因として挙げられます。
「本当は彼女に対してこう接したい」という願望や「彼女にはかっこいい男として見られたい」などの理想があるのです。
しかし現実の自分は違うことを彼氏は知っています。そこで、それらを実現している、又はしているように見える男性に対して嫉妬してしまうのです。その結果、束縛という行為につながるのです。
彼女のことを信用していない
さらに言えば、自分自身に対してだけではなく、彼女のことも信用していないのです。彼女のことを心から信用していれば、束縛なんてことはできないはずです。
しかし彼氏は自信がないため、「彼女に裏切られるんじゃないか」という疑心暗鬼でいっぱいになり、数々の束縛行為に走ってしまうのです。
束縛彼氏の上手な対処法
束縛してくる彼氏には本当に手を焼いてしまいます。程度の軽いものでしたら「ま、かわいいから許しちゃおう」と思えますが、エスカレートしてくるとどうしたらよいのか困ってしまいます。
でもあなたが彼氏のことを好きならば、別れる前に何らかの手を打ちましょう。もしかすると彼氏の態度が変わるかもしれません。
しかし、怖いと感じることがあるならば、迷わずに別れることをおすすめします。
女優の蒼井優さんとの結婚でも注目された“南キャンの山ちゃん”は、嫉妬をプラスのエネルギーに変えて成功しました。このように嫉妬はマイナス作用ばかりではなく、使い方によっては良い方向にも作用するのです。
連絡を小まめにする
あなたに会えない寂しさから、返信を催促したり行動を把握したりといった彼氏には、連絡を小まめにするようにしましょう。ただ忙しくて返信できない場合は、次のように言っておきましょう。
「〇時~〇時の間には電話ができると思うよ。でも予定がズレることもあるから、待っていてね。必ず連絡するから」
小まめな連絡を続けることで、彼氏も安心してしつこく催促してこなくなる可能性が高いでしょう。
ほめたり感謝したりする
子供の教育方法で「褒めて伸ばす」という言葉がありますが、これを彼氏にもしてあげましょう。自信がない彼氏に対して、あなたが母親のように褒めてあげるのです。
連絡を待っていてくれたら「待っててくれてありがとう。お陰で仕事がはかどったよ」などと言ってすこしお茶目に頭をなでてあげるのもいいかもしれません。
ささいなことでも褒めてあげて、彼の自信がつくようにサポートをするのもおすすめです。
彼氏を抱きしめてあげる
「振られるんじゃないか」と不安な彼氏に対しては、思いきり抱き締めてあげましょう。
もしかすると彼氏は、犬などのペットがかかる「不安分離症」かもしれません。犬と人間を一緒にするのは良くないかもしれませんが、動物も人間も心の作用は同じです。
犬に愛情を注ぐことで症状が治まるのと同じように、彼氏にもたくさんの愛情を注いであげましょう。抱きしめてあげると落ち着くことでしょう。
正直に止めてほしいとお願いする
小まめな連絡もできないし、彼氏を甘やかすこともできないという場合は、正直に束縛されるのが苦痛だということを真剣に伝え、止めてもらうようにお願いしましょう。どんなにあなたが苦しい思いをしているかということを丁寧に教えるのです。
彼氏に想像力があり、あなたのことを本当に好きなのであれば、お願いを聞いてくれるでしょう。刺激しないように「別れ」をチラつかせるのも良いでしょう。
未練がなければきっぱり別れる
最後の対処法は、きっぱりと別れることです。彼氏に未練がない場合は、束縛の程度が軽くても別れてしまいましょう。
束縛したい彼氏と自由でいたいあなたは、仲直りをしても、長い目で見るとうまくいきません。お互いが傷つく前に別れるのがベストです。
このときに気を付けたいのが、彼氏を刺激しないようにすることです。しかしなかなか難しいので、彼氏に嫌われるように仕向けるのも良いでしょう。
束縛が酷すぎるときは今後を考える必要もある
彼氏の束縛に悩んでいる女性は、意外と多くいます。ということは、それだけ嫉妬深い男性が多いということとも言えます。
もちろん嫉妬は女性だってしますし、立場を変えれば不安なこともあります。しかし、行き過ぎたひどい束縛は考えものです。
少しでも嫌な気持ちになったら、ひどいことになる前に別れることも考えましょう。